歯が欠けてしまった場合
もしも、歯が欠けてしまったら
歯が欠けてしまった際は、すぐに歯科医院に行くことがおすすめです。
むし歯が原因の場合はむし歯を取り除いた後にしかるべき修復処置を行います。かみ合わせが原因の場合もあるので悪いかみ合わせは調整をして少しでも歯が欠けるリスクを減らします。欠けてしまった(取れてしまった)歯の一部や修復物は保存して持ってきてください。歯の状態、保存方法によっては修復に用いる事ができる場合があります。
歯が欠けた場合の治療方法
少しかけた場合
小さく歯が欠けている状態であれば、欠けた部分を詰め物で修復することができます。詰め物はプラスチック製のため、強度は劣りますが、1回の治療で綺麗に修復することができます。
大きく欠けた場合
大きく欠けてしまい、ズキズキした痛みがある場合には神経まで到達している可能性が高いです。この場合は根管治療と言い、歯の神経を除去する治療が必要になります。歯の神経を抜くと歯が脆くなってしまうため、歯の根に土台を立て被せものを装着します。治療回数は7~8回程度かかります。
歯の根まで欠けている場合
歯の修復が困難な場合が多く、最悪抜歯になります。歯が抜けた場所にはインプラント、入れ歯、ブリッジなどの処置が必要です。
詰め物が取れてしまった場合
もしも、詰め物が取れてしまったら?
詰め物が外れた場合、出来るだけ早く歯科医院を受診してください。被せ物・詰め物が外れた状態では外れた場所が虫歯になりやすくなります。また、外れた場所に強い負荷がかかると歯が欠けることもあります。
すぐに来院できない場合は、以下の応急処置を行なってください。
応急処置の方法
捨てずに保管しておく
外れた詰め物は、捨てずに保管するようにしましょう。
詰め直すことが可能な場合がありますので、来院する際にお持ちください。
外れた箇所に強い負荷や刺激を与えない
外れた箇所でものを食べたり、熱い・冷たいもので刺激を与えるのはできるだけ避けてください。神経が残った状態の歯だと、強い刺激が加わることで、歯髄炎を引き起こす可能性があります。
綺麗にブラッシングする
被せ物・詰め物が外れた状態だと、汚れがつきやすいため、しっかりブラッシングして清潔な状態を維持するようにしましょう。
保険診療の詰め物・かぶせ物は、金属の腐食や経年劣化により適合が悪くなり、外れやすくなる場合があります。
当院では保険診療の詰め物・かぶせ物以外にも、腐食や経年劣化が起こりにくく見た目にも優れた、自費診療の詰め物・かぶせ物も取り扱っております。ご希望の方はお気軽にご相談ください。