教えて!ちょむぎくん!!其の拾

「第拾豚 口腔がんの早期発見と治療」

こんにちは!

これからは「きっちょむ」と「むぎ」の双子でお送りするとん!                                       

なのはな歯科・口腔クリニックの守り神、「ちょむぎ」として活動していくとん!!

今月も歯科疾患について解説するとん!

10月はイベントというイベントが無かったけど、何もない平和が一番だぶ!

スポーツの日に、歯科医師会の野球大会があったけども、院長は足が本調子じゃないからずっと塁審をやってたそうだよw

体が資本なんだから少しは節制するがいいぶ!!!!

しかし病気は怖いぶ。

全然治らないから神頼みでお参りに行ったぶ!

僕らはクリニックしか守れないし、仕方ないから付いて行ってあげたぶ!

院長、早く良くなるといいね!

さてさて、今日は「口腔がんの早期発見と治療」について解説するとん!

院長は口腔外科を得意としているだけあって、みんなホームページで調べてくれて、結構外科の診療を希望されて来院される患者さんは多いぶ!

結構遠くから来てくれる患者さんも多いから、案外、口腔外科領域を診てくれる一次診療所が少ないのかな??

当院の特徴としては口腔外科領域も広いけど、点滴が出来たり、病理検査が出来たりするところが強みカナ?

先月も近くの歯医者さんから紹介されて、とんでもない炎症の方の消炎処置を点滴下で行ったよ!

病理検査も提携先の病理専門医にお願いしてチェックしてもらっているんだ!

医科では当たり前かもしれないけど、こんな小さな歯科医院にも検体回収しに来てくれて、サポートしてくれているのは本当に感謝だし、いい機関に出会えたなと思うぶ!

「がん」ってひらがなで書くけどなんでか知ってるかぶ?

「がん」はすべての悪性腫瘍を指す言葉で、

「癌」はその中でも上皮組織に発生したものを限定的に示しているよ。

口腔内は歯を除いてほぼ全てが「扁平上皮」に覆われているので、口腔がんの90%くらいが扁平上皮癌に分類されるよ!

中でも多いのは「舌がん」で、大体半数位を占めているかも。

歯の慢性的な刺激や、たばこやアルコールなどの刺激で発症することもあるので要注意だぶ!!

ここで早期発見のポイントなんだけど

俗に2週間くらい治らない口内炎は要注意!ってなっているけど、正直2週間くらいは治らないケースもいっぱいあるから、1カ月治らなかったら一回診てもらうといいと思うぶ!!

硬結って表現するんだけど、しこりが出来て硬くなったり、カリフラワー状にもこもこ腫れてきたら要注意だね。

あと、よく言われているのが「白板症」。

粘膜が白く変化してくるもので、前がん病変なんて言われて、がんの前段階の病変なんだ。

がん化は3.1%~16.3%(ちょっと古いデータ)で男性に好発するよ!

数は男性の方が多いけど、発がん率は女性の方が高い傾向もあるっていうデータもあるから男女問わず要注意だね。

最近は前がん病変って呼ばないのかな?今の若い先生たちは、より包括的に「口腔潜在的悪性疾患(OPMD)」と呼ぶのが世界的な主流になっているみたい。

まぁ呼び名なんてどうでもいいけどね。

白いものシリーズは「白板症」に限らず、「扁平苔癬」、「口腔カンジダ症」とかもあるよ!

「扁平苔癬」は前がん状態なんて呼ばれてたのも大昔で、やはり今はOPMDに含まれています。

がん化率は1~2%(所説あり)で白板症よりは少ないけど、ここからがんになる事もあるよ!

教科書とか国家試験では「レース状白斑」!!!って書かれてたら反射的に扁平苔癬だ!

って答えるくらい、特徴的な白い模様をしていることが多いよ!

レースって車じゃないよ

カーテンの方のレースね!

サラサラ~って流れるような白い筋が頬粘膜とか歯と歯茎の際に出来ると、扁平苔癬を疑うね。

基本的には経過観察でいいけど、急激に広がってきたり、赤みを帯びてきたら検査してもいいかもね!

「口腔カンジダ症」は全然がんとは関係ないんだけど、鑑別診断として重要な疾患だね。

口腔カンジダ菌は常在菌としてお口の中にいるけど、日和見感染(体調が悪くて免疫が下下がった時に感染する)でお口全体が白くなったりするよ。

またまた、国家試験的には「偽膜性白斑!手でこすると剥がれて取れた!!」みたいな文言があるとカンジダ確定w

めちゃ簡単なラッキー問題だけど、この指標が馬鹿に出来なくて、臨床でも非常に重要な診断材料になります。

実際もまず、白斑が出来てたら、指で拭ってみて取れるか取れないか診断します。

国家試験って大事なんですねw

「がん」は日本人の死亡原因の1位。

もちろん、その中でも「肺がん」が一番で口腔がんはレアケースなんだけど、みんなが心配する気持ちはすごく分かるから、少しでも心配だったら遠慮せずにご来院ください!

細かい診断基準はあるものの、やはり「目」が一番大事!!

ちゃんと「がん」か「そうではないか」を見極める目!経験が重要だと思います。

多分、普通の歯医者さんは経験がないから分からない。

実際切って、病理検査をして貰って、これが「がん」なんだっていろいろ経験を積むと見えてきます。

ただ、群大の友人が言っていたけど、「がん」を見過ぎて全部がんに見えてくるという逆転現象も起こりうるそうなので要注意w

群大の話が出たからここで群馬における「口腔がん」の拠点病院をご紹介します!

まず言わずと知れた「群馬大学医学部付属病院 歯科口腔外科」

安心安全の群馬大学様

まぁ過去にはいろいろありましたが、困ったら群大でいいんじゃないでしょうか。

待ち時間が長いのが玉に瑕。

次に「群馬県立がんセンター」

太田にあるがんセンターです。

歯科口腔外科部長の名生(みょう)先生は院長と母校が一緒で先輩にあたります。

最近、口腔がんにも力を入れていただいているようで、説明会にも参加しましたが、安心してご紹介出来る体制が整っています。

最後に「太田記念病院 歯科口腔外科」

太田にあるSUBARUの病院ですね。

この前、歯科医師会で部長の濱田先生に聞いたら、がんもやってるそうで。

近場が良い方は是非。

群馬大学しかない!という時代もありましたが、選択肢が増えたことは喜ばしいことです。

当院でも、「がん」の可能性が高い場合はすぐに紹介状を書きます。

ただ、本当に安全を考えて紹介しているので、院長が「ちょっと大きな病院行きましょうか…」となっても、がん確定ではありませんので!!

終わった・・・・みたいなリアクションをされる方もいますが、あくまで安全に、早期に病気を発見、治療するためですので、全然「多分、違うだろうなぁ」でも送りますので、ご安心ください。

逆に、当院で病理検査をしたのち、やはり群大にも見てもらいましょう!ってことも往々にしてあります。

命に係わるものですから、より慎重に治療を勧めていきましょう!

【専門用語のコーナー~よりディープな歯科の世界へ行きたいあなたへ~】

ようこそ専門用語のコーナーへ

専門的な歯科用語を余すことなく紹介していくコーナー

全部覚えるとあなたも歯科国家試験に受かるかも?!

覚えた用語をお友達に自慢するもよし、自己満足に浸るもよし。

ただ、歯医者さんで多用すると面倒な人だと思われるかもしれないので要注意。

(なのはな歯科・口腔クリニックで使うのはOK笑)

・口腔潜在的悪性疾患(OPMD)

世界保健機関(WHO)で分類される将来的に口腔がん(主に扁平上皮癌)へ移行するリスクがある臨床的状態の総称。

白板症(はくばんしょう)

紅板症(こうばんしょう)

紅板白板症(こうばんはくばんしょう)

口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)

口腔粘膜下線維症(こうくうねんまくかせんいしょう)

増殖性疣贅状白板症(PVL:ぞうしょくせいゆうぜいじょうはくばんしょう)

口腔扁平苔癬様病変(OLL:こうくうへんぺいたいせんようびょうへん)

無煙タバコ角化症

逆喫煙による口蓋角化症

先天性角化異常症(先天性角化不全症)

円板状ループスエリテマトーデス(DLE)

梅毒性舌炎

口唇の光線性角化症(日光角化症)

🐽むぎくんから一言

これを見てやっぱりタバコって本当に体に良くないんだなぁって思うぶ!

そんでもってアイコスだから大丈夫説はありませんのでご注意下さい!!

・紅板症

舌、軟口蓋、口底、頬粘膜に発症する。性差はなく、60~70歳に多い。

鮮やかな赤色の斑点やびらんが生じる。

がん化率は非常に高いため注意が必要。

治療としては周囲の健常組織を含めた確実な外科的切除を行う。広範囲の場合は放射線治療や化学療法など、浸潤癌と同等の治療を行うこともある。

🐽きっちょむくんから一言

もはやこいつだけはOPMDとは言えないかもしれないぶ!

別物だぶ!

ただ、院長も長いこと外科やってて見たことないみたいなので、結構レアケースかもね!

この時点で気づいて来院することは少なくて、気づいた頃にはがんになっちゃってるのかもしれないね!

・舌癌 carcinoma of tongue

誘因として歯や義歯の持続的な物理的刺激、喫煙、飲酒などが挙げられる。

ほとんどが高分化型扁平上皮癌で、腺系癌は稀。口腔がんの中で最も頻度が高い。

臼歯部の舌縁が最も多く、次いで舌下面である。男性、50~60歳に多い。

ただ、20~40歳の若年者にも他の口腔がんと比較して多く認められる。

腫瘤や潰瘍の形態が多く、早くから痛みを生じるので発見はしやすい。

潰瘍周辺に浸潤した腫瘍を硬結として蝕知できる場合があり、噴火口状に周囲が膨隆した特徴的な癌性潰瘍形態を示しやすい。

原発巣の切除と頸部リンパ節転移巣の切除(頸部郭清術)を施行することが多い。

🐽きっちょむくんから一言

堀ち〇みさんが発症を公表したことで、当時、爆発的に「がんかもしれない」患者来院数が増えたぶ!

院長は勝手に「堀ち〇みショック」と呼んでるぶ。

早期に適切に治療すれば治る疾患なので早期発見・早期治療が重要だぶ!

今回は病気の写真が全部グロイから載せられなかったぶ💦

なので僕らのキュートな写真で我慢して欲しいとん!

来月は「第拾壱豚 矯正治療、ワイヤーとマウスピース」をお送りするとん!

みどり市鹿、大きなスーパーの前にある歯医者さん。

地域の歯科医療発展のためにがんばっています!

群馬県みどり市笠懸町鹿3926-1

電話番号 0277-32-4182

医療法人miyabi なのはな歯科・口腔クリニック